高校卒業してデザイン系の専門学校に2年行ってました。
家具のデザインがしたくて、家具屋に就職しました。
そこはデザインもさることながら、家具も造っていて北海道ではけっこう有名な所でした。
デザインをしたくて入ったボクですが、面接の時社長に
「まずは一年間造るほうに回ってくれ。
家具の構造をわかってから、デザインをやってもらう。」
「なるほど社長良いこと言うな。」
ボクは思いました。
一年間、家具を造りたおそう!
決意を胸に働きだしました。
・・・・・・が甘くはなかった・・・だって、先輩メッチャ厳しいんだもん!
高校3年間サッカー部で鍛えた、このボクがあっさり根を上げるほどの凄まじさ!!!
このストレスでボクはタバコに手を出しました・・・。
何があってもタバコだけには手を出すまいと決めていたのに・・・。
それから、37歳の今まで良いお付き合いをさせて頂いております。
人間って弱いモンですな~。
マッサジル長谷川です。
僕は現在38歳なのですが、
今までの人生でディズニーランドへ行った事がありませんでした。
ディズニーランドへ行った事が無いと言うと、
決まって
「珍しいなー」
と言われます。
そんな僕が今年の二月、生まれて初めてディズニーランドへ行きました。
男芸人十数名による
"MEN's ディズニーランド"
です。
本来なら初めては、彼女とデートにといきたい所でしたが
そうするとあと何年後になるかわかりません。
ディズニーランド初体験
ワクワクしました。
ディズニーランドへ行く日が近付いてきて、後輩から一通のメールが届きました。
「長谷川さん!当日汚い格好で来ないで下さいよ!
夢の国ディズニーランドなんですからね!」
なんて失礼な後輩でしょう。
いやしかし、普段僕はお世辞にも綺麗な格好はしてません。
メールを返しました。
「綺麗な服なんて無いよー
スーツくらいしか無いよ。」
すぐに後輩からメールが返ってきました。
「スーツも全然ありですよ。」
「天井裏から愛をこめて」
こんにちは。早川阿栗といいます。
今回のコラムのテーマは「初体験」ってことなので、
まあ、当然、誰もが初体験って言ったら、
あの、例の、あの、「初体験」のことをまず最初に想像すると思うので、
僕ももちろん、あの初体験について、赤裸々に書こうと思います。
エロ本が屋根裏から出てきた初体験。
出たー。セックスのことじゃないかしらん、と思わせておきながら、実は違うやつ!!
なんか、エンタの神様とかでセーラー服を着た人が、
お客さんに振ってたようなやつー!!
何エッチなこと考えてるんだよ!
としたり顔で言ってたやつー!!
竹刀をしなやかに持ちながらのやつー!!
わたしよりかわいいー、という黄色い声援の中でのやつー!!
って、いきなり本題から丸ごと逸脱している感こそありますが、
えーと、初体験の話ですよ。
まあなんていうか、エロ本が屋根裏からって、
それはお前が隠すか隠さないか次第じゃないか、って感じがあるかもしれませんが、
そうじゃなくてですね、高校のときの話なんですけど、ちょっとした事情があって
(って母の単身赴任に僕がついていった、ってだけなんですけど)、
母と二人で実家を離れてアパートを借りて住んでいたんです。
当時は思春期のもやもやを晴らすには、DVDもネットもない時代ですから、
紙媒体に全幅の信頼をおいていたわけですよ。そういう時代ですよ。
エロ本が活気づいていた時代、とか言うと、なんか、少しはドキュメントぽいですけども、
もっと言うと、べっぴんがデラだった時代、みたいな感じなんですけども。
それ、エロ本特定されるじゃないか、という感じこそありますけども。
デラ、という言葉の響きだけで、なんか、今すぐ一人になりたい、
と心底願うような時代だったわけですけども。
まあ、それはともかくですね、エロ本を買ったときに、どこかに隠そうかと思って、
最初は机の中とかに入れてたんですけど、家庭環境のせいなのか、
両親の教育のたま物なのか、エロ本が見つかったら人生終わりだ、と思っていた僕は、
そんな机の引き出しとか全然、守備力低いじゃねえか、って感じだったんです。
おらが村のエロをこれでは守れないじゃないか、っていうような。
もっと言うと、デスピサロが、自分自身に向けて、
寝言で、何度も、ルカナン唱えてた! みたいな。
ぐっすり(グッドスリープ)の上に、いつの間にかもう守備力5!みたいな。
やばい、デスピサロ!うしろー!勇者が、うしろー、っていうか、枕もとー!
それでですね、自分の部屋でね、より安全な隠し場所を探し求めていたんですけどね、
あるときのことですよ、母だけが実家に戻って不在だった、夏の夕暮れのことです。
それはもう、ものすごいビッグチャンス到来なわけですよ。
母不在のその日、エロ本の隠し場所の調査は、
ついに押入れまでその探索がものすごい勢いで進み、たゆまぬ努力の結果、
押入れの上の天井のね、一部分がね、はめ込みタイプの床みたいにね、
パコっと外れることに気がついたんですよ。
これは多分構造上の問題で、建てている時点から
そういう天井裏みたいなところに上がれるようになっていたと思うんですけど、
僕が住むアパートは二階建てで、その二階の部屋を借りていたので、
そういう秘密の場所が見つかったんです。
もうね、そのね、押入れの天井の床がね、バコっと上に持ちあがった瞬間のね、
音とか、感触とかはね、今でもはっきりと覚えてますよ。
片手で板を押し上げ、片手でガッツポーズみたいな。あと、最高の笑顔ね。
最高の笑顔ね。
えーと、今、描写的に、最高の笑顔が二回あったみたいなことになってますけども、
まあ、それくらいのね、勝利モードですよ。
なんか、屋根裏のスペースは、熱い空気が滞留していて、
それが僕の高揚した気分とあいまって、えらいことになっているわけですよ。
んで、もうむちゃくちゃ可能性が開けた、
みたいな気持ちになってるわけですよ、僕としては。
ただ、エロ本を隠せる、ってだけなのに、もうこれで俺は間違いない、問題ない、
みたいな、全能感すらあって、なんか、それだけで勃起しちゃってる、みたいな。
じゃあ、このまま、延々、天井の開け閉めしてたら、
それだけでもうフィニッシュ迎えちゃうんじゃないか、みたいな。
どんな斬新な自慰なのかわからないですけども、それくらい、大興奮、ってことなんです。
それでですね、そのスペースをよく見ていると、
というか、目が暗いところに慣れてきたからだと思うんですけど、
ちょっと奥のほうに、箱があることに気づいたんです。
あれ、これ、段ボールじゃねえ?とか思いながら、
どこかで冷静になりかけている自分もいて、どんどん怖くなってるわけです。
なに?これは、いったい、誰が置いたの?みたいな感じで。
やだ、怖い!四角い!
いや、形は別に怖くないだろ、って話なんですけども、
とりあえずですね、思い切り天井裏に手を伸ばして、
段ボールをずりずりと引きずって、下に降ろしてみたんですよ。
で、テープとかで封もきちんとされてなくて、開けてみると、中には、エロ本ですよ。
やだ、すごい! こっちのほうが四角い!
最近のミュールは、靴底がオシャレ。
かわいい模様が描かれてたり、ブランドロゴがデザインされてたり、
彫りが浅く、決して滑り止めにはならないであろう仕様になっているのです。
そのデザインが気に入ったからではないのですが、
今年私も、変な文字が靴底に描かれたミュールを買いました。
確か靴底には、「cherry」と描かれていました。
そのミュールは捨ててしまったので、確認は出来ません。
そして先日、台風が来たあの日、事件は起こりました。
有楽町線の東池袋駅は、外から構内に入る長いエスカレーターがあります。
地上から地下に入るまでの数メートルは完全に外なので、
雨が入り込み、階段部分は濡れて滑りやすくなっていました。
ラッシュ時だったこともあって、エスカレーターに乗る人はみんな早足。
私もそれに合わせてエスカレーターを駆け下りました......
と、その時、後ろのおっさんがでっかいクシャミをしました。
「UZE-」と思ったと同時に、おっさんの黒い折り畳み傘が、
前にいる私の顔面を捕らえたのです。
強風が吹いていたこともあって、おっさん傘はぴったりと私の顔面にひっつきました。
「UWA-」っと思ったと同時に、私は、ダダダダ~~~~ッ!!っと、
エスカレーターの残り10段以上を滑り落ちてしまいました。
こういう時って不思議なもので、「痛い」よりも「恥ずかしい」が先に来るんですね。
私は、痛みを我慢して、何事もなかったかのごとく、むしろデキル女風に改札まで歩き、
華麗にスイカをピピっと鳴らしました。
しかし、私はすぐに周囲のざわつきに気づきました。
振り返ると、江角風の私のミュールがエスカレーターの最下段で、
カランコロンと転がっていたのです。
慌てて、むりやり自動改札を突破し、ミュールをとりました。
自動改札は、私のせいでピーピーうるさいし、
混雑している駅構内で、一部始終をみていた人たちの
あの冷ややかな目は今も忘れられません。
一瞬、駅を出て、ほとぼりが冷めた頃にまた改札を通ろうか、
なんて考えたりしながら、ミュールを履きました。
が、するりするり。
嫌なことは重なるもので、ミュールは壊れていました。
私は、痛さと恥ずかしさと驚きでパニックになり、
少しばかり呆然としていると、全てを見ていたあの黒傘おっさんが話しかけてきました。
「大丈夫? ごめんね、弁償するね。」
と、申し訳なさそうに言います。
「大丈夫ですので!」
と、私は言ったのですが、結局、黒オヤジは財布から2000円を取り出し、
渡してきたのです。
思わず私は、
「なぜに2000円か?」
と、口走ってしまい、ハッとした私を尻目に、おじさんは去って行きました。
仕方なく、持っていたガムテとホチキスで、壊れたミュールを裏側から直し、
私は電車に乗りました。
この事件の発端は、全く機能的でないミュールの「cherry」の文字だと思います。
これが、「WMWMWMWM」とか「SUBERISHIRAZ」とか多少複雑だったら、
こんなことにはならなかったのかも知れません。
それともチェリーがせめて、大文字だったら......。
なんて。
これは実話です、ですが。
かなり脚色しちゃいました。
実際には、台風の中、東池袋駅へ入るエスカレーターに乗った時、
後ろにいたおっさんの黒い折り畳み傘が、風でなびき、
私の頭をつんつんつんとつっついたのです。
「なんだよ」と後ろを振り返りながら、
早足でおっさんから逃げようと歩きだしたときに、自ら転げ落ちたのです。
おっさんは、関係ありません。
さらに、ミュールが脱げたりもしていませんし、壊れてもいません。
自動改札も突破していなければ、周囲の人々の様子も覚えていません。
もちろん、お金ももらっていないし、ガムテなんか持ち歩いているわけがありません。
江角風も米倉風でした。
捏造しました。
でも、転げ落ちたことは事実で、擦り傷もいっぱいできました。
そしてみんなに、「おっさんの傘が顔面に被さって転んだ」と話しました。
騙した皆さん、すみません。
捏造して人に話したのは初めてでしたが、
4人5人と話していくうちに、ささやかなウソは塗り重ねられていき、
いつのまにか自分でもどこまでが本当か分からなくなりました。
果たして人間の記憶は、どれだけ正確なのでしょうか。
最後に、私のミュールの靴底には、本当は、「slider」と描かれていました。
あ、もちろんウソです。
最近のコメント