東京プロトコロ 第6回 テーマ「サマンサタバサ」

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「名前をつけてやる」

 

こんにちは。早川阿栗といいます。今回のコラムのテーマは、「サマンサタバサ」ってことになっています。

ついに僕がサマンサタバサについて語るときがきたようですね、って何、僕が恋愛について語ろうか、みたいな秋元康スタンスで上から言ってんだ、って話なんですけども、もちろん僕は、お前のファッション、雑穀米みたいだな、と言われる側の人間なんですけど、雑穀米なら栄養価高いじゃねえかよ、って反論こそしたいんですけど、何、そのオシャレに栄養の概念を持ち出す感じ、って話なんですけど、いや、このジャケット、実はミネラルが豊富で、って何アピールですか、って話なんですけども、この一連の流れから想像できるように、サマンサタバサについてできれば何も語らずに、もにょもにょとお茶を濁して(断っておくけど、このお茶には栄養価はないからな!)終わりたいんですけども、それって、いつものことジャーン、って、今の語尾にこそむかついたわけなんですけど、

ってまあ、全部自分で書いているわけなんですけども、じゃーん、を、ジャーン、にするのに、F7キーこそ押しましたけど(ご存知、キーボードギャグ!)、お得意のおすまし顔で押してみましたけど、とりあえず、一旦整理しようぜ、落ち着こうぜ、ってことで、今回のテーマ、サマンサタバサです。

 サマンサタバサってことは、ファーストネームを二つ重ねた名前ってことですよね。ってことは日本で言うと、おぼんこぼん師匠みたいなものですかね。なんで、師匠とかつけて呼んでみたのか皆目見当はつきませんけど、まあ、おぼんこぼん師匠イコールサマンサタバサ、そういうことですよね。

おぼんこぼんのニューデザインが出ました! 色が春っぽい! ってそういうことですよね。フォーマルでもカジュアルでも、どんなシーンでも、おぼんこぼんなら使えちゃう! っていうことですよね。

 えーと、おぼんこぼんでどれだけ引っ張れるか、もう自信がないんですけど、おぼんこぼんの定番ネタとかもわからないんですけども、とりあえず今回のコラムは、このファーストネーム重ね、という点からもぞもぞ書いていくことにしますね。っていうか、どうかそうさせてください。

 

 外国人から見たら、サマンサとタバサっていうファーストネームを重ねる、ってのはどのように感じるんですかね。海外展開をしているみたいだから(っていうか、そもそも外資系だと思っていたので、今回、コラムを書く上で調べてみて、日本の企業だということに驚いたのだけれど、でも驚いたからと言って、これから多分、サマンサタバサの店に入ることも、そこで店員さんから、この色違いのやつ、わたしも持ってるんですよー、などの知らんがな的コメントを言われることとか、えー、それって、サマタバの新しいやつ? とか口にすることも、っていうか、多分間違っているであろう略称を呼ぶこともないとは思うんですけども)、ニューヨークとかで暮らす人たちは、サマンサタバサの名前については、どういう風に感じているんでしょうか。

日本のOLたちが、ねえねね、今日、直子美佐子で、バッグ買っちゃったー! へえー、いいじゃん! ナオミサの新色、超新色じゃん! みたいなことを言ってる感じなんですかね。

いや、超新色とかそういうことはともかく、ナオミサって略も仮定の世界の中でも言われているかどうかはわからないですけども、これ、もしも性別が間違ったら、それこそ、マコトシゲル、ってなり得るわけですし、え? あと一人、キタロウって子もいるの? 

ってそれなら、ブランド名、シティボーイズにしたらいいと思う。っていうか、それならバッグ販売とかやめたほうがいいと思う。むしろ、おもしろいことをしたらいいと思う。よし、一人は髭を生やしていいよ。

 

 今、僕たちは独特の世界観を生み出す、お笑いグループの結成の、まさにその瞬間に立ち会ったわけですが、彼らの活躍についてはまた別の機会に、ってことで、今度はじゃあ、グータンヌーボの話する?

 いや、グータンヌーボの話って言われても、僕には何一つとして語ることができないんですけど、それこそ秋元康が恋愛語るような、そしてそのことで本を出すような厚顔無恥なことはできないんですけど、ってどんだけ秋元康の恋愛観について拒否反応示してるんだ、って話ですけど、まあ、それくらいにね、僕がサマンサタバサについて語れることなんてない、っていうことなんですよ、それを語るなんて気恥ずかしさ満点です、って話なんですよ。

 それじゃあ、お前は今からこのコラムで何を書くんだ、っていう疑問にはね、真摯な顔して、レモン味、と右腿にタトゥーを掘りながら答えていくつもりですけども、ってちょっと待って! タトゥーの文字、再考させて! 血こそ出てるけど、もうちょっと改めさせて! 審美眼と味覚の両面から、猛省したいところだから! 見切り発車にもほどがあるから! 

 あ、あと! 親から、もらった身体、傷つけるの、よくない!

 などと、片言で保守的な意見を交えてみましたが、僕がまるでサマンサタバサについてこれ以上触れる気がないこともおわかりいただけているかと思います。まあ、そもそも、なんでタトゥーのくだり入れたんだ、っていう内省だけは、今度こそ真摯な顔でしてますけども。

でもね、サマンサタバサに限ったことじゃないですけど、名前をつける、というのは本当に難しいですよね。ブランド名だけではなく、たとえば映画や小説、漫画のタイトル、それにペンネームや芸名(コンビ名)みたいなのも、なんでそれにしたんや! っていうことも多々ありますよね。まあ、僕にしても、早川阿栗って名前なんだよそれ、っていう話もあるかとは思いますけど、そのことだけはとりあえず置いといてください。どうかスルーしてください。

 それでですね、僕が子供のころ、そのタイトルに????とはてなマークがいっぱい浮かんだものと言えば、まず挙げられるのが、きまぐれオレンジ☆ロード、です。

はい、出ました、まつもと泉先生の傑作。でね、この漫画のタイトルがまず、なんのことか小学生の僕にはわからなかったし、ジャンプ黄金期の男くさい漫画の中で、何故か延々とラブストーリーが描かれた衝撃たるや、場違い感甚だしいですよ。しかも、まつもと泉、って名前さえ、全然、少年っぽくない! 努力友情勝利とは程遠いっぽい!

いや、ゆでたまごのほうが圧倒的に違和感あるじゃねえか、っていう話もありますけど、でも、その、まつもと泉っていう女性っぽくすらある名前に、あの漫画、あの絵柄。オレンジロードに関するすべてが、当時のジャンプ内では異質なものでした。ミートくんや石崎くん(別に森崎くんでもいいけど)たちが必死で勝利を目指している中での、あの甘酸っぱい、それでいて、鮎川まどか先輩の大人っぽさ! ってなんで先輩つけてんのかもわからないですけど、今で言う、ツンデレっぽさ! これは小学生ながらに、読んでいて気になって仕方がなかったですね。やだ、これ、目が離せない! みたいなね。しらんけど。しらんけどね。

こんなのはね、僕には全く想像もつかない世界でしたよ。不良っぽい女子が見せる、かわいげ、なんてものはね、僕にはまるで見たことがない世界でしたよ。小学生だし、まるで経験したこともないものでしたよ。僕の周りにいる女子なんて、みんな真顔で制帽である赤いベレー帽かぶってましたからね。むしろ手塚先生よりも、ベレー帽と言えば、女子、みたいな世界でしたからね。そうじゃなきゃ、僕の知ってる世界なんてのは、むしろそれこそジャンプのほかの漫画で描かれているようなものでしたから、あんな三角関係がむちゃくちゃポップに描かれてるなんて、むしろフィクションそのものでした。

ミートくんがミキサー大帝に勝つほうが、リアルだったもの。ミートくんがバラバラに身体を分裂されても、無事に元通りになるほうがリアルだったもの。ミートくんが50万パワーあるほうがリアルだったもの。ミートくんは直訳すると、肉くん。

 最後は、肉くん、って体言止めになっていますけども、何も漫画と関係ないじゃないか、って感じもありますけども、結局ね、何が言いたいかって言うと、ジャンプの中で、オレンジロードみたいな漫画があることがびっくりしちゃう、どきどきしちゃう、っていう話ですよ。

 

 ここまで書いてきて、多大なるジェネレーションギャップゆえに、伝わらないことも想像されますが、正直、ミートくんのくだりだけ書けたら本望です。いや、ミートくんだって若い子にはまるで伝わらないから、って話ですけど、中学時代に、僕の二個上の男子の先輩が、どういうわけか、ミートと呼ばれていたことを今ふと思い出したりしましたけれど、それも英語だからいいけど(よくないけど)、すげえ呼び方するよな、って思いましたけど、決して、おいしそう、とは思ったことは一度もないんですけど、あと、今、ネットでミートくんのことを調べたら、好物がミートボールになってて、それ、絶対だめじゃん! 駄目なタイプの好物じゃん! って思ったんですけど、ってほんと、どうしてミートなんて名前をつけたんだろう、ってそれこそ今回のテーマに沿った趣旨っぽいことを思うわけですけども、まあ、キン肉マンって漫画に対して今更僕が言うまでもないですし、リキシマンとウルフマン、どうして名前が変わったのか、についても門外漢の僕が言うべきではないと思います。

 って、散々ミートくんがどうとか言ってきたじゃないか、したり顔でキーボード打ってたじゃねえか、って話なんですけども、結局、キン肉マンについて話したかったのか、と言えば、全然そんなことはないのですが、これだけ登場人物がいる漫画だと、いろんな名前があるよなあ、ひどいのもあるよなあ、と大人になったからこそ思うこともありますよね。

 それこそキン肉マンで言えば、ティーパックマンって、お茶じゃないですか。何、頭に乗せてるんだ、って話ですよ。ひたひたやないか。頭ひたひたやないか。って話なんですよ。そんな紅茶を頭に乗せてて、勝つ気がゼロだろ、って話なんですよ。茶葉が2倍とかそういう問題じゃないんですよ。ってまあ、ほんとにそんな指摘こそ今更で、何、悦に入って書いてんだ、って話なんですけどもね、もっとなかったんか、って話ですよ。カレクックなんか、紅茶どころじゃないからね。カレーだから。カレーなのだから。

 

 でも、そういうバカバカしさとか、なんでそんな名前のキャラクターなんだ、っていう感じも、子供にはわかりやすくて、とっつきやすくて、だからこそ、カレクックはいつだってちびっこ読者に大人気......なわけないわ、子供のころから、げらげら笑ってたわ。笑いながらも、カレーがこぼれちゃったりしないのかしら、と子供に余計な気を遣わせさえしたんだから。それに、地黒な友達の杉田くんのこと、みんなで、おい! カレークック!  とか呼んでたけど、杉田くん、むちゃくちゃ怒ってたし。これが、ロビンマスク! とか言われてたら、絶対怒らないもんね。杉田くん、怒ると、むっちゃ腕のやわらかい部分つねってきたし。つねりながら、オレは、カレクックじゃない、と正式名称(カレークックじゃなくて)で否定してきたもん。わかったから! わかったから! とか言いながらも、その日、給食にカレー出て、また杉田コール起こしたら、またつねるつねらないの大騒ぎだからね。あれは人気ない。カレクックだけは人気ないわ。

 というわけで、堂々たるキン肉トークで、ここまで乗り切った感じがしますが、今回はいつも以上に、まともなエピソードなんかをまともに書きもせずに、のらりくらりと書いてやりました感が強いわけですが、サマンサタバサをテーマに、最後は超人たちについて書きつづってみました。

 

今回のコラム、締めの段階で振り返ってみると、当時のジャンプって、きまぐれオレンジ☆ロードだけじゃなくて、奇面組もひばりくんやキャッツアイもあった気がするけれど、それはまた別問題で、甘酸っぱい恋愛漫画が載ってた、ってのが異質だったってことでどうか一つ、ご容赦いただければと思います。

 あ、そう言えば、ジャンプの漫画の名前で一番、個人的に今でもなんか笑っちゃうのは、地獄先生ぬ~べ~だった! 地獄先生ぬ~べ~。この名前、なんか、二つおもしろいところある! 先生がついてることで、なんか、余計ベクトルどっちなのかわからなくなってるから! ねえ、怖がらせたいのか、脱力させたいのか、どっちなの! っていうか、ぬ~べ~は地獄先生だけのものじゃないんだから!

 あっ! そう言うあなたは、山本先生ぬ~べ~! 

 いえ、わたしは、東北先生ぬ~べ~です!

 じゃあ、こちらは......?

 あ、息子ぬ~べ~です。

 あらあら、犬ぬ~べ~までも!

 わんわん。わんわん。わんわん。

 

 いよいよ本格的にコラムじゃなくなってるし、犬ぬ~べ~の前足も鬼の手になってることは疑いの余地もないし、そもそも山本ぬ~べ~の辺りから意味も何もかもまるでわかってませんが、ずばっと言わせていただくと、今回はここまでです。早川阿栗先生の次回作にご期待ください。

 

(お待たせしました! 登場キャラクター人気投票結果発表! 君のお気に入りは何位かな?)

1位  こぼん            32票

2位  きたろう           14票

3位  犬ぬ~べ~           7票

3位  ミキサー大帝

5位  まつもと泉先生         4票

6位  おぼん             3票

7位  鮎川まどか先輩         2票

7位  肉くん

7位  ミート(中学時代の先輩)

10位 秋元康             1票

10位 ご存知! キーボードギャグ!  

 

 みんな、たくさんの投票、ありがとう!

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